顎関節症治療
顎の関節やその周囲が何らかの原因で痛んだり、動きにくくなるのが顎関節症です。顎関節症の原因は、歯ぎしりや食いしばり、頬杖などの悪癖、筋肉を緊張させる急激なストレスなど様々なものがあります。
「口を開閉する時にカクカク顎が鳴る」「口が開かなくなった」「顎の関節が痛い」といった症状がある場合は、顎関節症かもしれません。顎の関節に違和感を覚えたら、お早めにご相談ください。その他、顎関節症により肩こりや手指・腕のしびれ、頭痛、耳や鼻の不快感などの症状が起こることもあります。
顎関節症の診断には、顎関節専用の断層撮影を行い、変形具合を確認します。また、お口がどのくらい開くか、痛みや口の開閉時の音の状態を確認して、原因が骨にあるのか筋肉にあるかを見極め、治療を行います。
マウスピース製作について
やまだ歯科・こども歯科では、マウスピースによる顎関節症の治療を行います。プラスチックのマウスピースを患者さまに装着していただくことで、顎関節や筋肉への負担を軽減させます。マウスピースの厚さや装着時間は、症例によって様々です。
また、痛みがある箇所にレーザーを照射することで患部を温め、血液の流れを改善するレーザー治療も行っています。多くの場合はマウスピースやレーザー治療で、症状が軽減します。これらの治療を2週間程度行い、経過を観察して改善傾向が見られない場合は、専門医がいる大学病院をご紹介いたします。
その他の治療内容について
当院の口腔外科では顎関節症の治療のほか、親知らず(埋伏歯)の抜歯、お子さまによく見られる過剰歯の抜歯などを行います。
歯茎に埋まった歯の抜歯を行う際は必ずCT検査を行います。CT撮影により、周囲の血管、神経管や副鼻腔との距離を正確に測ることが可能で、安全に抜歯を行うことができます。
また、口内炎などの口腔粘膜疾患も口腔外科の分野です。口内炎と勘違いすることも多い口腔がんの多くは扁平上皮癌と呼ばれるもので、肉眼での所見、触診で、ある程度の診断がつきます。
悪性を疑う場合は早急に大学病院をご紹介しますので、気になる症状がある方は、当院を受診ください。